「性病かもしれないけど、病院の受付で症状を言うのが嫌だ」。この心理的ハードルが受診を遅らせ、症状を長引かせる最大の要因です。先に結論をお伝えすると、性感染症の一部はオンライン診療で治療まで完結できます。具体的には、クラミジアや性器ヘルペスなど内服薬・塗り薬で治療できるものが対象です。
一方で、オンラインでは対応できない(対面が必要な)ケースもはっきり存在します。この記事では、その線引きと、受診から薬の受け取りまでの流れを正直に解説します。
オンライン診療で対応しやすい性感染症

| 感染症 | 治療 | iKUiKUの取扱(税込) |
|---|---|---|
| クラミジア | 抗菌薬の内服 | ジスロマック(6錠)6,500円 |
| 性器ヘルペス | 抗ウイルス薬の内服 | バラシクロビル500mg(10錠)3,800円 |
| トリコモナス・細菌性腟症 | 抗菌薬の内服 | フラジール(21錠)7,000円 |
| 尖圭コンジローマ | 塗り薬 | ベセルナクリーム 15,000円 |
これらに共通するのは「飲む・塗るだけで治療が成立する」ことです。診察で症状と経緯を確認し、医師が適応と判断すれば、薬の配送まで自宅で完結します。
オンラインでは完結しない(対面が必要な)ケース
① 淋病(淋菌感染症):現在の標準治療は耐性菌の問題から注射(点滴)による抗菌薬投与が基本です。内服薬だけで確実に治すことが難しいため、疑いが強い場合は対面の医療機関を案内することになります。
② 梅毒:診断に血液検査が必要で、治療も注射薬が選択肢になるなど、段階的な管理が必要です。
③ 症状が重い場合:高熱・強い下腹部痛・排尿できないほどの痛みなどがあるときは、検査と処置ができる対面受診が優先です。
オンライン診療は「なんでも治せる窓口」ではなく、適応を見極めて、必要なら対面へつなぐ窓口でもあります。この線引きを曖昧にするクリニックより、正直に案内するクリニックを選んでください。
受診から薬の受け取りまで|4ステップ
iKUiKUの場合の流れです。
LINEで友だち追加・予約
アプリの追加インストールは不要。問診もLINE上で回答します。
ビデオ診察(数分程度)
症状・時期・心当たりを医師に伝えます。言いにくい内容ですが、医師にとっては日常的な相談で、守秘義務があります。
処方・決済
医師が適応と判断すればそのまま処方へ。自由診療のため保険証は不要で、受診歴が保険組合の通知に載ることもありません。
最短2営業日でお届け
中身のわからないプライバシー梱包で、送料は全国一律770円。追跡番号もLINEに届きます。
オンライン診療全般の準備や注意点は初めてのオンライン診療の記事にまとめています。
診察で伝えるべき3つの情報

- 症状と始まった時期:おりもの・分泌物の変化、かゆみ、痛み、水ぶくれ・できものの有無
- 心当たりの時期:感染機会からの日数で、考えられる感染症と検査の適切な時期が変わります
- パートナーの状況:パートナーに症状がある・検査で陽性だった場合は重要な判断材料です
「検査で陽性になったが治療先に迷っている」という方も、結果の画面やデータを共有すればスムーズです。自宅検査については検査キットの使い方の記事をご覧ください。
治療で終わりにしない|再感染を防ぐ2つの原則
① パートナーも同時に治療する。自分だけ治しても、パートナーが未治療なら再感染します(ピンポン感染)。言い出しにくくても、ここを飛ばすと治療が無限ループになります。
② 治療中の性行為は避ける。治療が終わり、医師の指示する期間が過ぎるまでは控えてください。
リスクに接する機会が続く方は、予防内服(DoxyPEP)の記事や定期検査の習慣化も選択肢になります。不安との向き合い方は性病かもと不安なときの記事へ。
費用の目安|対面受診と比べてどうか
iKUiKUは自由診療のため、かかる費用は「薬代+送料770円」というシンプルな構成です。たとえばクラミジア治療なら、ジスロマック6,500円+送料770円=7,270円で、診察から薬の受け取りまで完結します。
保険診療の対面受診は薬代だけ見れば安くなりますが、実際には初診料・検査費用・再診料に加えて、通院の交通費と時間、職場や学校を抜ける調整が必要です。また保険を使うと受診記録が残るため、医療費通知から家族に知られる可能性を気にする方にとっては、自由診療の「記録が通知に載らない」という性質そのものに価値があります。
一方で、検査や注射治療が必要なケース、重い症状があるケースでは、保険診療の対面受診のほうが適切かつ経済的です。「隠したいからオンライン」ではなく「自分の状態に合う窓口はどちらか」で選んでください。判断に迷う段階の相談から使えるのがオンラインの利点です。
この記事のまとめ
- クラミジア・性器ヘルペス・トリコモナス・コンジローマなど、内服や塗り薬で治療できる性感染症はオンライン診療で完結できる
- 淋病(注射治療が基本)や梅毒、症状が重い場合は対面受診が必要
- 流れはLINE予約→ビデオ診察→処方→最短2営業日でプライバシー梱包のお届け
- 自由診療のため保険証不要で、受診が周囲に知られる心配が少ない
- パートナーの同時治療と治療中の性行為回避が再感染防止の鉄則
よくある質問
Q. 診察なしで薬だけ送ってもらえますか?
A. できません。処方薬は医師の診察が必要です。逆に「診察なしで売る」サイトは、医薬品の個人輸入代行など品質保証のないルートであり、偽造品のリスクがあります。
Q. ビデオ診察で患部を見せる必要はありますか?
A. 症状の説明で判断できることも多いですが、視診が必要と医師が判断した場合は画面越しの確認をお願いすることがあります。確認が難しい場合や判断がつかない場合は対面受診を案内します。
Q. 検査をしていませんが、症状だけで治療できますか?
A. 症状・経緯・パートナーの状況から医師が総合的に判断します。典型的な経過であれば治療を開始できる場合がありますが、確定には検査が望ましいケースや、検査を先に案内するケースもあります。
Q. 家族に知られたくありません。郵送物で内容がわかってしまいませんか?
A. お薬は中身のわからない梱包でお届けし、品名からも内容は推測できないよう配慮されています。保険証を使わない自由診療のため、医療費通知に載ることもありません。
Q. 淋病とクラミジアの見分けがつきません。
A. 症状が似ており、同時感染も少なくないため、自己判断は困難です。分泌物の量・色・痛みの強さなどを診察で伝えてください。淋病の疑いが強ければ対面での注射治療を案内します。
Q. 治ったかどうかはどう確認しますか?
A. 感染症の種類によりますが、治療後に一定期間をあけて再検査(治癒確認)が推奨されるものがあります。服用完了=治癒確認ではない点に注意し、医師の案内に従ってください。
Q. パートナーの分の薬も一緒に処方してもらえますか?
A. 処方は診察を受けた本人に対して行われるのが原則で、診察なしで他人の分を受け取ることはできません。ただしパートナーも同じようにLINEから受診すれば、それぞれオンラインで完結できます。「自分が陽性だった」という情報を共有して受診すれば、パートナー側の診察もスムーズです。二人とも対面の窓口に並ぶ必要がない点は、オンライン診療がピンポン感染対策と相性の良い理由のひとつです。なお、パートナーに切り出すときは「自分が治療を始めたこと」「相手も検査・治療しないとお互いに治らないこと」の2点を事実として伝えるのがシンプルで角が立ちにくい方法です。

