低用量ピルは、初めての方でもオンライン診療で処方を受けられます。問診とビデオ診察で体質やリスクを確認したうえで処方され、薬は自宅に届くため、「婦人科に行く時間がない」「受付で言いづらい」という理由で先延ばしにする必要はありません。
この記事では、初めての方向けに、低用量ピルの基本、オンライン処方の流れ、費用、そして飲み始める前に必ず知っておくべき注意点を解説します。
低用量ピルとは

低用量ピルは、少量の女性ホルモン(卵胞ホルモン+黄体ホルモン)を毎日服用することで排卵を抑え、高い避妊効果が期待できる薬です。正しく服用した場合の避妊効果はコンドームより高いとされ、世界中で広く使われています。避妊だけでなく、次のような副効用も知られています。
- 生理痛の軽減、経血量の減少
- 生理周期が安定し、予定が立てやすくなる
- PMS(月経前症候群)の緩和
- 種類によっては大人ニキビ・肌荒れの改善
アフターピル(緊急避妊薬)とは別物です。低用量ピルは「毎日飲んで備える」薬、アフターピルは「失敗したときに緊急で飲む」薬。繰り返し緊急避妊が必要になっている方こそ、低用量ピルへの切り替えが現実的です(アフターピルの記事参照)。
iKUiKUで取り扱う低用量ピルと費用
| お薬(1シート28錠) | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| トリキュラー | 3,280円 | 生理周期に近い3段階配合の定番タイプ |
| ラベルフィーユ | 2,930円 | トリキュラーのジェネリック。コストを抑えて継続しやすい |
| マーベロン | 3,280円 | ニキビ・多毛の改善も期待される第3世代 |
| ファボワール | 2,930円 | マーベロンのジェネリック |
月あたりの薬代は2,930円〜、これに診察料と送料(iKUiKUは770円)が加わります。先発薬とジェネリック(ラベルフィーユ・ファボワール)は有効成分が同じため、費用を抑えて続けたい方はジェネリックから始めるのが定番です。避妊目的のピルは自由診療のため保険は使えませんが、毎月の費用が読めるので家計の計画は立てやすい薬です。
オンライン処方の流れ

LINEで予約・問診
年齢・喫煙の有無・既往歴・服用中の薬・血栓症のリスクに関わる項目を回答します。正確に答えることが安全の土台です。
ビデオ通話で医師の診察
問診をもとに、処方の可否と合いそうな種類を判断します。初めてなら飲み方の説明もここで受けられます。
決済・配送
最短2営業日、中身のわからない梱包で届きます。家族に知られたくない方も受け取りやすい形です。
飲み方の基本
- 1日1錠、毎日なるべく同じ時間に飲む(スマホのアラーム設定が定番の対策)
- 28錠タイプは「実薬21錠+偽薬7錠」。偽薬期間に生理のような出血(消退出血)が来ます。偽薬は飲む習慣を途切れさせないためのもので、飲み忘れ防止に役立ちます
- 飲み始めてすぐに避妊効果が安定するわけではないため、開始初期は他の避妊法を併用します(開始タイミングにより異なるので医師の説明に従ってください)
- 飲み忘れた場合の対処(気づいた時点で1錠など)は時間差によってルールが変わるため、処方時の説明を保存しておきましょう
いつから飲み始める?
一般的なのは生理が始まった日(または生理開始から数日以内)に飲み始める方法で、開始のタイミングによって避妊効果が安定するまでの期間や、初期に他の避妊法を併用すべき日数が変わります。生理周期の途中から始める方法もありますが、その場合の併用期間などは処方時に医師から説明があります。自己判断で「今日からなんとなく」開始するのではなく、開始日をセットで確認してください。
続けるコツと飲み忘れ対策
ピルの効果は「毎日飲む」ことで保たれるので、仕組みで忘れを防ぐのが肝心です。
- 固定の行動とセットにする:歯磨き後・就寝前の充電時など、毎日必ずやる動作に紐づける
- アラーム+シートの置き場所:スマホの毎日アラームに加え、洗面所など「必ず目に入る場所」にシートを置く
- シートの曜日表示を活用する:飲んだかどうか迷ったとき、曜日表示があれば一目で確認できます
- 外泊・旅行の持ち忘れ対策:ポーチに1〜2日分の予備を入れておくと安心です
- 残りが1週間分になったら次を手配:オンライン処方は届くまで数日かかるため、切らさない運用が大切です
初めての人が知っておくべき注意点
血栓症のリスク
低用量ピルの最も重要な注意点が血栓症(血管の中で血が固まる状態)です。頻度はまれですが、重大になりうるため、リスクが高い方には処方できません。
処方できない・慎重になる主な条件:35歳以上で1日15本以上の喫煙、血栓症の既往・家族歴、前兆のある片頭痛、コントロール不良の高血圧、肥満など。問診で正直に申告してください。
服用中の危険サイン(ACHESと呼ばれます):激しい腹痛・胸の痛み・息切れ・激しい頭痛・目のかすみ・ふくらはぎの痛みや腫れ。これらが出たら服用を中止してすぐ医療機関へ。
飲み始めの副作用
吐き気・頭痛・乳房の張り・少量の不正出血などが出ることがありますが、多くは体が慣れる2〜3シート目までに落ち着くとされます。つらい場合や続く場合は、種類の変更で解決することも多いため、自己判断でやめる前に医師に相談してください。
性感染症は防げない
ピルが防ぐのは妊娠だけです。性感染症の予防にはコンドームの併用が必要です(性感染症の不安への対処の記事参照)。
この記事のまとめ
- 低用量ピルは初めてでもオンライン処方OK。問診でリスクを確認して処方される
- 費用は月2,930円〜+診察料・送料(自由診療)
- 毎日同じ時間に1錠。開始初期は他の避妊法を併用する
- 最重要の注意点は血栓症。喫煙者や既往のある方は処方できないことがある
- 飲み始めの軽い副作用は2〜3シート目までに落ち着くことが多い
よくある質問
Q. 初めてのピルをオンラインで処方してもらうのは危険ではないですか?
A. 問診と診察で血栓症リスクなどを確認したうえで処方されるため、初めてでも利用できます。ただし医師の判断で対面での検査・受診をすすめられる場合があり、その指示には従ってください。
Q. どの種類を選べばいいかわかりません。
A. 避妊が主目的なら定番の3相性タイプ(トリキュラー等)、ニキビや肌荒れも気になるなら第3世代(マーベロン等)が候補になるなど、目的によって向き不向きがあります。診察で希望を伝えて一緒に決めるのが確実です。
Q. 何歳から・何歳まで飲めますか?
A. 初経後の10代から服用されることがありますが、年齢や喫煙状況によってリスク評価が変わります(特に40歳以上・喫煙者は慎重判断)。年齢に関わらず、まず診察で相談してください。
Q. 飲み続けると妊娠しにくくなりませんか?
A. 低用量ピルの服用が将来の妊娠能力を下げるという医学的根拠は示されていません。服用をやめれば排卵は再開します(再開時期には個人差があります)。
Q. 健康診断や他の薬との関係で気をつけることは?
A. 一部の薬(抗てんかん薬や一部の抗生物質、セントジョーンズワートを含むサプリ等)はピルの効果に影響することがあります。服用中の薬・サプリは必ず申告し、他院を受診する際もピル服用中であることを伝えてください。
Q. 家族に知られずに続けられますか?
A. オンライン診療なら受診も受け取りも自宅で完結し、梱包から中身はわかりません。配送の詳細は配送とプライバシーの記事をご覧ください。

